新商品発売、値引きキャンペーンなど、大幅に全体の製造量が増えるタイミングが毎月発生しており、その都度、取引のある人材サービス会社のほか、新たな人材サービス会社を探して、増員依頼をしていた。地方エリアである事もあり、必要な人数に達する事はほとんど無く、外国人労働者もコロナウィルスの影響で早期の入国は期待できない状況だった。年末年始は長期休暇をとる自社従業員もいるため、一時的に人材サービス会社に単価アップによる増員要請をかけたが、費用に見合うだけの効果（人員数確保）は得られなかった。

フルキャストから、次の3つの施策を提案。
（1）平日手当支給を実施して土日との給与差をつける
（2）平日勤務が可能なフリーター層、未稼働登録スタッフへの稼働促進案内をかける
（3）土日勤務が可能なスタッフに平日勤務への移行を促す
実施の結果、土日スタッフの平日へのシフト移動に成功。平日人員は、手当支給前は平均20名前後しか集まらなかったが、手当支給後は平均30名以上を集め、10名以上の増加につながった。また、土日スタッフが平日へ移動した分の穴埋めは、平日よりも容易に募集できる新規スタッフで確保した。