コロナ禍により内食ニーズが高まり、年々生産量が増加している。生産量増加に伴って自社従業員の労働時間が超過傾向にあり課題を抱えていた。一部の業務（作業終了後の清掃業務）を外部委託するなどにより、従業員の超過労働時間を減少させるなどを検討していたが、限られたコストの範囲で外部委託を行える業者を探しても対応できる業者がみつからずやむを得ず36協定範囲で従業員を均等に残ってもらうなどでギリギリの対応を行っていた。

業務委託形式では管理費が別途かかるなどのコスト増になってしまうため、作業終了後の清掃業務に「短期人材サービス（人材紹介）」を導入した。清掃作業開始前に打合せするだけで作業が進行できるため、従業員に最後まで残ってもらわなくてもスタッフだけで作業が可能になった。はじめの頃は未経験スタッフで人員が構成されていたが、数週間を経過して主力となるリーダースタッフが定着し、未経験スタッフへの指導を任せられるようになり、自社社員の労働時間が圧縮された。