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採用面接で人材を見抜く質問とは?考えるポイントやNGな質問を解説

採用面接で人材を見抜く質問とは?考えるポイントやNGな質問を解説

人を採用するうえで必ず行なう業務の一つが「面接」です。大企業のようにある程度のマニュアルが決まっており、人事のプロがいるような企業であれば問題ありませんが、中小企業など人事に割ける人材が少ない場合には「どのように面接をすればいいのか?」と悩む方も少なくないのではないでしょうか?

そこで当記事では、面接で特に重要となってくる「質問」にフォーカスしたうえで、応募者の質を見抜く方法を解説します。良質な人材を少しでも多く採用するためにも、ぜひ参考にしてみてください。

目次

採用面接で人材を見抜く質問

- スキルや経験値を見る質問

- コミュニケーション能力を見る質問

- 人柄を見る質問

- 素直さを見る質問

- 業務遂行能力を見る質問

- ストレス耐性を見る質問

- 志望度合いを見る質問

採用面接で人材を見抜く質問を考える際のポイント

- 採用基準を明確にしておく

- 面接で判断する項目を決めておく

採用面接におけるNGな質問

応募者の本質を見抜くための注意点

まとめ

採用面接で人材を見抜く質問

採用面接で人材を見抜く質問

採用面接では、応募者が自社が求める人材であるかどうかを見抜くことが重要になってきます。人材を見抜くことができなければ、入社後の生産性や他の社員との人間関係に大きな影響を与える可能性もあるでしょう。そこで重要となってくるのが「質問」です。

良質な人材を見抜くためには、面接内で「見抜くための質問」をして、その返答を確認することで人材の質を見抜くことができます。もちろん、テンプレート通りの回答が返ってくる可能性もありますが、何通りか質問を用意したうえで、複数の質問をすればある程度の本質は見抜くことができるでしょう。以下では、7つの目的別に質問の例文をご紹介していきます。

【目的別:採用面接で人材を見抜く質問】

  • スキルや経験値を見る質問
  • コミュニケーション能力を見る質問
  • 人柄を見る質問
  • 素直さを見る質問
  • 業務遂行能力を見る質問
  • ストレス耐性を見る質問
  • 志望度合いを見る質問

スキルや経験値を見る質問

スキルや経験値を見抜きたい場合には以下のような質問をしてみましょう。

【具体的な質問例】

  • 「入社後に活かせるスキルや経験はありますか?」
  • 「入社後、当社でどのように活躍したいと考えていますか?」

入社後にどういった活躍をしていきたいかを問うことで、応募者自身が「どんな貢献ができるのか」を考えるきっかけになります。自身の経験値やスキルをもとに貢献していく具体的なイメージがある応募者ほど、入社後の期待値が高くなるでしょう。

コミュニケーション能力を見る質問

コミュニケーションを見抜きたい場合には以下のような質問をしてみましょう。

【具体的な質問例】

  • 「社内でコミュニケーションをとる上で、重要だと思うことは何ですか?」
  • 「好きなことはなんですか?」
  • 「今まで友人や先輩とはどういった関係性を築いてきましたか?」

ストレートにコミュニケーション能力を測る質問をするのも良いですし、敢えて好きなことは何かといった漠然とした質問をすることで、反応によるコミュニケーション能力を見抜くのも一つの方法です。また、過去の友人などとの関係性を確認するのも、事実に基づいた情報なので比較的コミュニケーション能力を見抜きやすいでしょう。

人柄を見る質問

人柄を見抜きたい場合には以下のような質問をしてみましょう。

【具体的な質問例】

  • 「今までで一番うれしいと感じたことは何ですか?」
  • 「周りからどういった人物像でみられたいですか?もしくはみられていますか?」

素直に感情的な部分を表現してもらうために、嬉しかったことなどを聞けば応募者がどういったことに喜びを得たりするのかを把握できます。感情が表に出る瞬間が最も応募者の人柄を確認できる瞬間といえるので、形式的な質問だけでなく、感情面を表に出せるような質問をすることを心掛けてみましょう。

素直さを見る質問

素直さを見抜きたい場合には以下のような質問をしてみましょう。

【具体的な質問例】

  • 「入社後、キャリアアップとしてどこまでの役職を目指したいと考えますか?」
  • 「給与体系と働き方ではどちらを重視していますか?

キャリアアップやお金のことなど、すぐに答えづらいような質問をすることでどのくらい素直な返答ができるのかを測れます。自分の気持ちに対して素直な人ほどメリハリを効かせて業務に取り組めるため、建前だけでなく、考えていることを素直に話せているかを見抜きましょう。

業務遂行能力を見る質問

業務遂行能力を見抜きたい場合には以下のような質問をしてみましょう。

【具体的な質問例】

  • 「入社後、弊社の職種にはどういった能力が必要になると考えていますか?」
  • 「弊社の仕事内容について確認しておきたいことはありますか?」

応募している以上は自社の仕事内容に興味がある、もしくは知っていることが前提となっているため、就職後どういった業務を進めていくべきかある程度のイメージはできているはずです。そこで上記のような質問をすれば、業務に対する適切な判断や予測といった遂行能力を見抜くことができるでしょう。

ストレス耐性を見る質問

ストレス耐性を見抜きたい場合には以下のような質問をしてみましょう。

【具体的な質問例】

  • 「ストレスを感じる場面はどんな時ですか?」
  • 「ストレスを感じた時の対処法はありますか?」

ストレス耐性の有無で人間関係を良好にしていけるかどうかを見抜くことができます。質問ではストレートにストレスに関する内容を聞きましょう。そうすることで、過去にどんなストレスを感じてきたのか、どういった対処法を知っているのか、を知ることができます。

志望度合いを見る質問

志望度合いを見抜きたい場合には以下のような質問をしてみましょう。

【具体的な質問例】

  • 「後日、職場の見学会の機会を設けることもできますがどうですか?」
  • 「弊社のどういった点を理由に応募されたのでしょうか?」

なぜ、自社を選択して応募してきたのかを探ることで、どれだけ自社への入社意欲があるのかを見抜きましょう。具体的な答えを求められるような質問をすることが大切で、「はい・いいえ」で答えられてしまうような質問はしないようにしましょう。

採用面接で人材を見抜く質問を考える際のポイント

採用面接で人材を見抜く質問を考える際のポイント

ここまでは、目的別で人材を見抜く質問の例をご紹介してきましたが、以降では人材を見抜く質問をゼロから考える際のポイントについて解説します。人材を見抜く質問を考えるポイントが理解できていれば、企業ごとの特徴に合わせたオリジナルの質問を作ることも容易となるでしょう。

【採用面接で人材を見抜く質問を考える際のポイント】

  • 採用基準を明確にしておく
  • 面接で判断する項目を決めておく

採用基準を明確にしておく

自社の採用基準を明確にしておくことで、面接の目的や面接の方向性を固めることができます。面接の目的などが定まっていれば、自然とそれに合わせた質問を考えることができるため、無駄な質問を作る可能性を減らせるでしょう。

また、採用基準が明確になっていれば質問の回答に対する結果が個人的な主観になりにくく、応募者全員を公平に判断できます。「面接の質」「面接結果の質」を安定した高い状態で維持するためにも、採用基準は明確にしておくのがおすすめです。

面接で判断する項目を決めておく

面接の採用基準を決めるにあたって、面接で判断する項目も明確にしておく必要があります。項目が明確化していれば、採用基準を決める際にも役立ちますし、質問する内容も作成しやすくなるでしょう。

例えば、1次面接ではマナー、2次面接では業務遂行能力を項目にすることで、その面接内容に合わせた質問が考えやすくなります。1回しか面接をしない場合は、そういった項目を一つにしっかりとまとめておくことが大切になってくるので注意してください。

採用面接におけるNGな質問

採用面接におけるNGな質問

採用面接ではNGな質問というものもあります。人材を見抜くためとはいえ、なんでも質問して言い訳ではないので、質の高い面接を行うためにもNG質問は必ず押さえておきましょう。

【採用面接におけるNGな質問例】

  • 出身はどちらですか
  • 家族構成はどうなっていますか
  • 大きな病気をしたことはありますか
  • 宗教や政治についてどう思いますか
  • 結婚予定はありますか
  • 休日は何をしていますか

仕事と直接関係のない「個人的なこと」や「本人ではどうしようもないこと」、「思想・信条に関わること」などは質問してはいけません。こういった質問をすると、人材を見抜くための面接のはずが、逆に応募者か会社の質を問われてしまうような事態にもなりかねません。

応募者の本質を見抜くための注意点

応募者の本質を見抜くための注意点

応募者の本質を見抜くためには、応募者が面接の質問に対してなるべく正直な回答ができるような環境を作ることが大切になってきます。そのため、面接官が威圧的な態度をとったり、応募者に無関心であるかのような態度をとったりしないようにしましょう。応募者が委縮してしまったり、面接事態にやる気をなくしたりしてしまっては人材の本質を見抜くことはできません。

また、応募者の年齢や態度によって面接官が対応を変えることもないように注意してください。面接官が気分で態度を変えていては、公平かつ安定した面接が行なえなくなってしまいます。

まとめ

良質な人材を雇用するためには、面接での選別が重要となってきます。面接における選別の質を高めるためには、採用における基準を明確にしておき、それに基づいて質問内容などを考えることが大切です。質問内容は、当記事で紹介しているような目的別で考えておけば、より深く応募者の本質を見抜くことに繋がるでしょう。

人材を雇用するうえで、応募者の本質を見抜けるのは面接しかないため、その重要度を理解したうえで念入りに質問を考えたり、採用基準を明確にしたりしましょう。企業の質は人材の質と比例すると言われるほど、従業員の質は重要です。

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