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検品作業を人材派遣に依頼するメリット・デメリット|派遣にかかる料金目安も

検品作業を人材派遣に依頼するメリット・デメリット|派遣にかかる料金目安も

工場など製造業において重要な役割を担う検品作業。製品の品質担保はもちろん、引いては企業の評判を背負うことになる作業の性質上、責任が大きいため敬遠 されがちな作業でもあります。そんな検品作業でも、人材派遣を依頼することが可能です。今回は、検品が抱える課題と人材派遣を利用するメリット・デメリットを紹介します。

目次

検品が抱える課題とは

検品作業で人材派遣を活用するメリット

- 派遣会社が雇用主として人材確保してくれる

- 必要数を 確保できる

検品作業で人材派遣を活用するデメリット

- 長く働いてもらいたいなら紹介予定派遣も検討しよう

検品作業で人材派遣を利用する際の費用目安

検品の仕事が向いている人の特徴

まとめ

検品が抱える課題とは

検品が抱える課題とは

近年では、EC市場の拡大により物流量は増加傾向にあります。取り扱う商品の種類も多様化が進んでいるうえに、労働人口の減少などで検品作業の担い手は減少。そのため検品業務では、少ない人員で膨大な量の検品作業を行わなければいけないという課題を抱えています。

 

さらに人手不足によりピッキングミスや検品ミスが相次ぐと、生産性の低下はもちろん、製品の誤配送などのインシデントにも繋がります。また、製品の破損や異物混入などがあれば、自主回収が発生。企業の信頼を落とすような事態を招くかもしれず、責任の大きさが問われます。

検品作業で人材派遣を活用するメリット

検品作業で人材派遣を活用するメリット

検品作業で人材派遣を活用するメリットは次のとおりです。

 

  • 派遣会社が雇用主として人材確保してくれる
  • 必要数を確保できる

派遣会社が雇用主として人材確保してくれる

検品作業をはじめ、工場・製造業では人手不足が深刻化しています。労働人口の減少などさまざまな原因があるなかで、作業の大変さから求職者が集まらないというのが人手不足の大きな要因でしょう。そのため、自社で求人をかけてもなかなか人手の確保が難しいのが現状です。

 

人材派遣であれば、希望する条件にあった人材を派遣会社が探して派遣してくれるため、自社で採用活動を行う必要はありません。求職者が集まらない状況に頭を抱えることがなくなるのは大きなメリットと言えるでしょう。

必要数を 確保できる

求職者が集まりにくい状況のなか、自社採用で必要数の人員を確保するのは至難の業です。募集期間が延びれば広告費や求人掲載費などのコストが重くのしかかるうえに、求職者からは「人気のない企業」としてさらに敬遠されます。

 

人材派遣を利用すれば、希望条件に合う人材に加えて必要な人数の確保も可能。大人数の受け入れにより、人手不足の解消が叶います。

検品作業で人材派遣を活用するデメリット

検品作業で人材派遣を活用するデメリット

一方で、食品製造業で人材派遣を利用する際には、次のようなデメリットも発生するので注意が必要です。

 

  • 業務内容・就業時間が限定的
  • 就業期間は最大3年
  • 育成コスト・手間がかかる

派遣社員は派遣会社と派遣先企業で結ぶ派遣契約の内容に従って就業します。そのため、契約内容にない業務はできません。また、同一事業所・同一組織単位(部署)で同一派遣労働者の派遣就業できるのは最大3年。定期的に入れ替えが発生するため、その都度育成に時間とコストがかかる点はデメリットと言えます。

長く働いてもらいたいなら紹介予定派遣も検討しよう

人材派遣には大きくわけて3つの種類があります。

有期(登録型)派遣 無期(常用型)派遣 紹介予定派遣
雇用主 派遣会社 派遣会社 派遣会社→派遣先企業
派遣期間 同一事務所・同一部署での勤務は最長3年 制限なし 派遣期間は最大6ヶ月
給与の支払い 派遣期間中は派遣元企業から支払い 派遣期間中は派遣元企業から支払い 派遣期間中は派遣元企業から支払い、契約切替後は派遣先企業から支払い

このうち紹介予定派遣では、最大6ヶ月間の派遣期間を経て直接雇用することが前提の派遣形態です。派遣期間はお互いの相性を確かめるための期間です。派遣期間が終わる頃に双方の合意が取れれば、自社雇用に切り替えます。合意が取れなければ自社雇用には至りませんが、有期・無期派遣で受け入れるよりも自社社員への切り替えが期待できる分、教育にかけるコスト・手間が無駄になりにくいメリットがあります。

検品作業で人材派遣を利用する際の費用目安

検品作業で人材派遣を利用する際の費用目安

引用元:一般社団法人 日本人材派遣協会「派遣料金の構造」

人材派遣を利用する際には、派遣会社に「派遣料金」を支払うことになります。派遣料金の内訳は、「派遣社員への給与7割+マージン3割」が一般的です。そのうえで、検品作業の人材派遣にかかる費用は次のとおりです。

派遣料金 派遣賃金
15,529円 10,545円

参照元:厚生労働省「令和2年度 労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)」

これは1日あたりの費用になるので、1ヶ月20日稼働した場合の派遣料金は310,580円、派遣賃金は210,900円が目安になります。派遣賃金に対して派遣料金が高く感じられるかもしれませんが、上記の図にあるとおりマージンには派遣社員の社会保険料や有給費用などが含まれています。統計によると派遣会社の取り分となる営業利益はわずか1.2%程度なので、決して過剰ではないことは留意しておきましょう。

検品の仕事が向いている人の特徴

検品の仕事が向いている人の特徴

最後に検品の仕事が向いている人の特徴を紹介します。

  • 集中力がある人
  • 単純作業が好きな人
  • 細かい点に気づける人

検品の仕事では、同じように見える数多くの製品のなかから傷や異物の混入を見極める必要があるため、たとえ小さな異変でも見逃さない集中力と違和感を覚える力が求められます。また、単調な作業の繰り返しなので、単純作業が好きな人が向いています。こうした特徴を派遣会社に伝えることで、検品作業に最適な人材を派遣してもらえやすくなるので、ヒアリングの際には必ず伝えるようにしましょう。

まとめ

担い手が不足

担い手が不足している検品作業ですが、人手不足のまま放置していると既存従業員の負担が増すばかりでミスが増えることになります。ミスが増えれば企業の信頼が大きく損なわれることになるので、早急に人手不足にメスを入れましょう。

 

人材派遣会社の利用はデメリットももちろんありますが、人材確保までのスピード感など、自社採用にはないメリットも多いはずです。目の前の課題を一刻も早く解決するためにも、人材派遣会社を上手く活用することをおすすめします。

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