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紹介予定派遣の面接の流れ|面接官の役割や採用成功のポイントを解説

紹介予定派遣の面接の流れ|面接官の役割や採用成功のポイントを解説

紹介予定派遣は、企業が優秀な人材を雇用する上で効率的な方法のひとつです。企業によっては、「書類選考や面接などを通して直接雇用してみたものの、結果として理想とマッチしない人材だった」なんて事態になってしまうことも珍しくありません。

そこで当記事では、直接雇用よりもミスマッチの可能性が低い方法として紹介予定派遣をご紹介します。人材を集めることは、名の知れた大企業でない限りは簡単なことではないので、当記事の内容を参考にミスマッチを防ぐ雇用方法として紹介予定派遣を知っておきましょう。

目次

紹介予定派遣とは

紹介予定派遣の受け入れは面接可能

紹介予定派遣の面接官の役割

- 応募者とのミスマッチを防ぐ

- 会社の魅力を伝える

紹介予定派遣の面接を行う際の注意点

紹介予定派遣の面接の流れ

- 1.アイスブレイク

- 2.自己紹介

- 3.会社説明

- 4.応募者への質問

- 5.応募者からの質疑応答

- 6.連絡事項の伝達

紹介予定派遣の面接を成功させるポイント

- 事前準備を行う

- 採用基準を明確にする

まとめ

紹介予定派遣とは

紹介予定派遣とは

紹介予定派遣とは、派遣社員として企業で勤めた後、派遣先企業と派遣社員が合意すれば直接雇用の契約ができる派遣方法のことを言います。派遣の期間は最長で6ヶ月とされており、その期間で派遣社員が自社に適しているかを判断して直接雇用するべきかを判断します。そのため、紹介予定派遣は人材を雇用するうえでのミスマッチの可能性を限りなく低くできる仕組みと言えるでしょう。

直接雇用は強制ではなく、派遣先会社も派遣社員もどちらかが「適していない」と判断すれば断ることも可能です。

紹介予定派遣の受け入れは面接可能

紹介予定派遣の採用は面接可能紹介

通常、派遣会社から派遣社員を送り出してもらう際は事前に面接をすることができません。しかし、紹介予定派遣の場合は事前に面接が可能です。というのも、紹介予定派遣の場合は、最終的に直接雇用をするのが目的となっているため、ミスマッチを防ぐためにも事前の面接が認められています。

派遣社員の人柄を事前に把握しておくためにも、面接ができるのは企業側からしたら大きなメリットといえるでしょう。また、書類選考も認められていることから、基本的には直接雇用をする際の手順と大きく変わりません。唯一違うのは本採用するまでの間に、派遣社員の適性を見極めることができる点です。

紹介予定派遣の面接官の役割

紹介予定派遣の面接官の役割

紹介予定派遣では、少しでもミスマッチを防ぐために面接の内容も重要となってきます。面接の質はおおむね面接官に左右されるため、紹介予定派遣の面接を行なう面接官は、自身の役割を正しく理解したうえで面接に臨む必要があるでしょう。面接官の役割は以下の通りです。

【紹介予定派遣の面接官の役割】

  • 応募者とのミスマッチを防ぐ
  • 会社の魅力を伝える

応募者とのミスマッチを防ぐ

紹介予定派遣の本質は直接雇用のミスマッチを防ぐところにあります。そのため、面接を行なう目的も同様で、ミスマッチを防ぐためにも面接官は目的に沿った質問をして人材の本質を見抜く必要があるでしょう。

また、人材を雇用するうえで、応募者に求める人物像はある程度明確化しておくことが大切です。明確化しておけば「どんな質問をするべきか」を決めやすくなります。人材の本質を見抜くためにも最適な質問を準備して、面接官は面接に臨むようにしましょう。

会社の魅力を伝える

紹介予定派遣は、企業側が一方的に雇用するかどうかを決めるわけではありません。派遣社員もそこで本当に働いていきたいかを見定めているため、企業側も働く魅力を伝えることが重要です。もし魅力を伝えきれなければ、派遣社員は直接雇用に合意してくれないことも考えられるでしょう。

そのため、面接官は会社の魅力を派遣社員に伝えるためにも、どういった点が応募者とマッチするか、どういった点が魅力といえるのかを考えながら、面接で応募者とのコミュニケーションを図るようにしましょう。

紹介予定派遣の面接を行う際の注意点

紹介予定派遣の面接を行う際の注意点

紹介予定派遣の面接はミスマッチを防ぐ重要なポイントとなります。重要なポイントだからこそ失敗ができないので、面接をする際は細心の注意を払わなくてはいけません。特に質問の内容には注意を払わないと、逆に応募者から企業の質を問われる事態になりかねないでしょう。以下では面接におけるNGな質問例をご紹介します。

【面接におけるNGな質問例】

  • 出身はどちらですか
  • 家族構成はどうなっていますか
  • 大きな病気をしたことはありますか
  • 宗教や政治についてどう思いますか
  • 結婚予定はありますか
  • 休日は何をしていますか

仕事と直接関係のない「個人的なこと」や「本人ではどうしようもないこと」、「思想・信条に関わること」などは質問してはいけません。

紹介予定派遣の面接の流れ

紹介予定派遣の面接の流れ

ここまでは、紹介予定派遣の面接ではミスマッチを防ぐために質問が重要である旨を解説しましたが、以降では質問も含めた一連の流れを解説していきます。

【紹介予定派遣の面接の流れ】

  1. アイスブレイク
  2. 自己紹介
  3. 会社説明
  4. 応募者への質問
  5. 応募者からの質疑応答
  6. 連絡事項の伝達

一連の流れを把握したうえで、それぞれの項目で自社の魅力を伝えたり、応募者の本質を見抜いたりする努力をすることでお互いのミスマッチを防ぎましょう。

1.アイスブレイク

アイスブレイクとは、初対面同士がコミュニケーションの一環として、緊張をほぐすために用いる方法のことです。アイスブレイクには応募者の緊張を和らげ、自己開示を促す効果があるとされているため、応募者の本質を見抜くための準備段階として重要なポイントとなります。

アイスブレイクのコツは「応募者が共感できること」や「応募者が選考には関係ないのかな?と思えること」を話題に出すことです。本音を話しやすい環境を作って、互いにミスマッチとならないようにしましょう。

2.自己紹介

自己紹介では応募者の自己紹介はもちろんのこと、面接官の自己紹介も行います。順番は「面接官→応募者」の順番です。

自己紹介では、面接に関係ない事を話して応募者の緊張を和らげるケースもありますが、アイスブレイクで成功していれば無理に話を深める必要はありません。そのため、応募者との空気感を読みながら自己紹介を行なうようにしましょう。

3.会社説明

自己紹介が終了した後は、面接官が会社の説明をします。会社説明では、応募者にとって必要となる情報、会社の事業内容や会社の展望、詳しい仕事内容などを説明するようにしましょう。応募者が求めていない情報を説明しすぎると、かえって応募者のやる気やモチベーションを削いでしまう可能性があります。

応募者が魅力を感じる情報は、主にHPなど事前に調べても分からないような情報(将来の転勤の可能性や、事業の将来性など(将来の転勤の可能性や、事業の将来性など)が挙げられます。

4.応募者への質問

会社説明が完了したら、次は面接官から応募者への質問です。質問は応募者の本質を見抜くために最も重要なポイントであるため、慎重に行なうようにしましょう。質問の内容は目的に合わせて決めるのがおすすめで、応募者の何が知りたいかを意識して最適な質問をしましょう。

目的は、「コミュニケーション能力」「人柄」「スキル・経験値」など様々ですので、事前に目的別でどういった質問をするべきかテンプレートを用意しておくことを推奨します。

内部リンク:人材 見抜く 採用面接 質問

5.応募者からの質疑応答

応募者への質問を終えたら、ここまでの内容を踏まえて逆に質問が無いか尋ねましょう。「何か質問はありませんか?」と尋ね、質問がなければ面接の殆どは終了となります。

最後の質問を尋ねる際は、応募者に疑問点が残ったまま終わらないように質問がしやすいように意識しましょう。そのためには、応募者に対して「何でも気軽に質問して大丈夫ですよ」といったふうに一言添えたりするのがおすすめです。

6.連絡事項の伝達

最後の質疑応答が無いことを確認したら、企業側から伝えておくべき連絡事項を伝えて面接は終わりです。連絡事項とは主に、次回出勤時に持参してもらうものや、出勤前までに行なっておくべきことなどが挙げられます。

企業ごとに連絡事項は異なるため、初日の出勤を迎えるにあたって伝えておくべきことは必ず伝えておきましょう。

紹介予定派遣の面接を成功させるポイント

紹介予定派遣の面接を成功させるポイント

紹介予定派遣の面接を成功させることは、人材雇用が成功することと深く関わりを持つため、必ず成功させる気持ちで臨む必要があります。以下では、紹介予定派遣の面接を成功させるポイントを2つご紹介します。ポイントを押さえて応募者とのミスマッチを防いで優秀な人材の獲得を目指しましょう。

【紹介予定派遣の面接を成功させるポイント】

  • 事前準備を行う
  • 採用基準を明確にする

事前準備を行う

紹介予定派遣の面接における事前準備とは、質問内容のテンプレート作成や、応募者を判断するための項目決めなどがあります。質問内容は目的別に合わせて最適な質問内容を考え、それらをテンプレート化することで、応募者ごとに適した質問を出せるようになります。面接官が何を質問すべきか面接中に悩まないように、テンプレートは作成しておきましょう。

また、応募者を判断する項目は「何を重視するか」で項目決めをしましょう。項目の例としてはマナーや業務遂行能力、コミュニケーション能力等があります。判断する項目を決めておくことで、応募者がどういった人物なのかを的確に判断するのに役立ちます。

採用基準を明確にする

自社の採用基準を明確にしておくことで、面接の目的や面接の方向性を固めることができます。採用基準は事前準備で決めた「応募者を判断するための項目」を参考に定めてみるのがおすすめです。

また、採用基準が明確になっていれば質問の回答に対する結果が個人的な主観になりにくく、応募者を公平に判断することにも繋がるでしょう。

まとめ

紹介予定派遣とは、派遣社員として企業で勤めた後、派遣先企業と派遣社員が合意すれば直接雇用の契約ができる派遣方法のことです。企業が人材を雇用する際に失敗する可能性を最小限に抑えることができる方法で、応募者と企業のミスマッチを防げる特徴があります。

人材を探すことの難しさは多くの企業が感じていることで、ようやく採用した人材も入社してみると社風と合わずに辞めてしまったりということも珍しくありません。そういった問題を事前に防ぐ方法として紹介予定派遣は効果的ですので、自社に適した人材の補充ができなくて困っている方は利用を検討してみるのがおすすめです。

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