フェスでのバイトの仕事内容

フェスとは「フェスティバル」や「フェスタ」と同じ意味で、多くの人が集まって楽しむイベントのことです。

日本で「フェス」といえば「ロックフェス」など、野外で行われる音楽イベントを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし近年では「フードフェス」や「コスプレフェス」「ゲームフェス」など、さまざまな内容で開催されています。

多くの人が集まるフェスの開催には、たくさんの人材が必要です。そのためバイトを募集して適材適所に配置することが、成功のカギになるのです。この項ではフェスでアルバイトスタッフが行う主な仕事内容をご紹介します。

チラシ配布

開催の数日前から当日まで、フェスの宣伝チラシを駅周辺や人通りの多い街中などで、不特定多数の人に配る仕事です。

【適した人材】
チラシ配布は、天候にかかわらず屋外で数時間立ちっぱなしの業務です。そのため適度な体力があり、受け取ってもらえなくても落ち込まないメンタルを持つ人材が適しています。

【求められるスキル】
チラシ配布は未経験でもできる簡単な作業です。しかし元気に明るく声がけができれば、多くの人に受け取ってもらいやすく、効率良く仕事ができます。

チケットもぎり・受付業務

入場ゲートで来場者のチケットを確認して会場に迎え入れる仕事です。

【適した人材】
チケットもぎりや受付は、フェスの入り口で最初に来場者と接する業務です。笑顔を絶やさず、さわやかに対応できる人材が適しています。

【求められるスキル】
入場ゲートが混み合えば来場者が気分を害し、トラブルに発展する場合もあります。チケットもぎりや受付業務には、来場者を待たせることなく効率良くさばき、手際よく行動できるスキルが求められます。

販売等の物販業務

フェスのグッズや飲食物などの物販を行います。グッズの整理や、売り切れ情報、レジの混雑情報などのアナウンスも行います。

【適した人材】
笑顔で対応できる人材が適しています。金銭授受や商品の受け渡し、グッズの整理など多くの業務を手際よくこなす必要があるので、販売や接客の経験者が望ましいです。

【求められるスキル】
レジ機材をミスなく使いこなせるスキルや、グッズ整理やアナウンスなど、多くの業務を臨機応変にこなす能力が求められます。

会場の設営準備・撤去

機材の搬入・設置、フェス終了後の撤去、搬出などの仕事です。

【適した人材】
重い機材の搬入や設置には危険を伴う場合もあります。体力に自信があり、安全に配慮できる人材、指示を聞き従える人材が適しています。

【求められるスキル】
作業ごとにチームを組んで行うことが多いので、リーダーの指示に素直に従い、メンバーと協力しながら行動できる協調性が求められます。速やかに作業を遂行するために、使用する工具の名前や扱い方の知識があると望ましいです。

来場者の誘導・案内

来場者を会場内の適切な場所に、誘導・案内する仕事です。人の流れをスムーズにし、混乱や事故を避けるために重要な業務です。

【適した人材】
来場者からの多くの質問に答えて案内するため、コミュニケーション能力が高く、どんな質問にも笑顔で対応できる人材が適しています。

【求められるスキル】
誘導・案内係は「空いているトイレの場所」「近くのコンビニ」「休憩できる場所」など、来場者からのさまざまな問い合わせに対応しなければなりません。そのため周辺の地理や、会場内の情報に精通していることが望ましいです。また事故を防ぐため、危険を感じた時に毅然とした態度で指示できる能力も求められます。

フェスのバイトを募集する方法

フェスを成功させるには多くの人材を採用しなければなりません。フェスのアルバイトを募集する方法は4つあります。
・ 求人媒体で募集する
・ SNSで募集する
・ 自社サイトで募集する
・ 人材会社に依頼する

それぞれにメリット、デメリットがありますが、最もおすすめなのは、人材 会社に依頼する方法です。理由としては、業務に適した人材をスピーディに採用できるからです。

以下で4つの募集方法について詳しく説明します。

求人媒体で募集をする

求人媒体とは、「人材を募集している企業」と「仕事を探している人」をつなぐ媒体のことです。厚生労働省が管轄する「ハローワーク」や、紙媒体の「新聞の折り込みチラシ」、Web媒体の「求人サイト」などさまざまな種類があります。

【メリット】
・Web媒体は短期間に多くの人が閲覧するため、人材が集まりやすい
・紙媒体はエリアを絞って求人できる

【デメリット】
・有料の媒体もあり、求人期間が長引くとコストがかかる
・さまざまな人が応募するので、ミスマッチが起こる可能性もあり、慎重な面接が必要

SNSで募集する

自社が運営するTwitterやInstagramなどのSNSを利用した採用方法を「ソーシャルリクルーティング」といいます。多くのフォロワーを有するフェスのアカウントがあれば、それを利用してバイトを募集することができます。

【メリット】
・採用コストがかからない
・フェスの趣旨に賛同する人材が集まりやすく、ミスマッチが防げる

【デメリット】
・SNSアカウントを1から育てるのには時間がかかり即効性は期待できない
・発信内容にミスがあれば炎上の可能性がある

自社サイトで募集する

近年では「リクルートサイト」と呼ばれる採用専用サイトを立ち上げて、人材を募集する企業が増えています。

【メリット】
・フェスの趣旨や内容や求める人材の情報を詳しく発信できるので、応募者の質が向上
・フェスの知名度が高くサイトの閲覧数が多ければ、多数の応募が期待できる

【デメリット】
・サイトの制作や運営にコストがかかる
・知名度の低いフェスは検索されにくく大きな効果が期待できない

人材派遣会社に依頼する

人材派遣会社には、依頼された業務内容に合った人材を有料で紹介する「人材紹介サービス」があります。このサービスを利用することで、適材適所に多くのバイトを採用することが可能です。

【メリット】
・基本的に採用が成功するまで料金が発生しないので、人材募集の初期費用がかからない
・業務に適した人材が紹介されるのでミスマッチが起こりにくい
・非公開での募集ができるため、フェス情報解禁前から人材採用や教育が可能

【デメリット】
・募集の周知や面接日程の調整、合否連絡などを派遣会社が代行してくれるので、依頼企業に採用ノウハウが蓄積されにくい

フェスのバイトを募集する際の注意点

主催するフェスでバイトを募集する際には3つの点に注意しましょう。

1. 体力に自信があるかなどの確認
2. 感染症対策の徹底
3. 人員の統率や指示系統の明確化

以下で詳しく説明いたします。

体力に自信があるか確認

上述したようにフェスのバイトには、機材運搬や会場設営など、体力が必要な仕事があります。またフェスは屋外で行われることが多く、猛暑や極寒、風雨など、季節や天候によっては過酷な状況で業務を行う可能性があります。募集要項には「体力が必要な仕事であること」を明記した上で、応募した人材に再度確認することが大切です。

感染症対策の徹底

主催者側の責任として、多くの人が集まるフェスでは、コロナウイルスなどの感染症対策は不可欠と言えます。来場者だけでなく、自社スタッフやバイトにも徹底しましょう。

バイト募集要項には、ワクチン接種の推奨やマスクの着用を促したうえで、以下のような場合は当日の出勤を見合わせるように明記します。

・発熱や咳、喉の痛みなど体調不良がある場合
・同居家族に感染が疑われる場合

参考：消費者庁「スポーツイベント開催・実施時の感染防止策チェックリスト」

上記のリンクは消費者庁が公開している「スポーツイベント開催・実施時の感染防止策チェックリスト」です。この他、開催地の自治体が公開しているガイドラインも参考にすると良いでしょう。

人員の統率・明確な指示系統が必要

フェスでは、多くのバイトを採用するため、指示系統を明確化して、統率するスタッフを教育・育成する必要があります。

応募してくるアルバイトは、仕事への意識も能力もさまざまです。音楽フェスの最中に観客と同様に出演者を見つめている会場係や、来場者からの質問に丁寧に対応できない案内係がいれば、クレームに繋がるでしょう。またリーダーの指示に従わない会場設営係がいれば、事故が起こりかねません。

主催者はバイトスタッフに適切な指示を出し統率する体制を確立することが重要なのです。

フェスのバイトはフルキャストで募集しよう

フェスのバイトを募集するなら、フルキャストがおすすめです。グループ会社を含めて登録スタッフ数 777万人以上、年間マッチング件数550万件以上を誇る人材派遣・紹介会社です。198ヵ所にサービス拠点を持ち、日本全国すべてのエリアを網羅。急な人手不足でも安心してご利用いただけます。

フェスの開催などで多くの人材が必要な場合でも数百 名単位でのご紹介が可能。さらに「雇い入れ手続き」「勤怠管理」「給与計算」「給与支払い」などアルバイト採用に関するさまざまな雑務を当社が代行いたします。

まとめ

フェスでバイトが行う業務は多岐にわたり、それぞれに適した人材や求められるスキルがあります。主催するフェスを成功させるためには、多くのアルバイトを採用して、適材適所に配置することが肝心です。

アルバイトを募集するには「求人媒体」「SNS」「自社サイト」などを利用する方法もありますが、おすすめは「人材 会社に依頼すること」です。初期費用がかからず、業務に適した人材をスピーディに採用できるからです。フェスのアルバイト募集なら、ぜひ フルキャストにおまかせください。